切れ味の悪い斧で木を切り続けるのはやめよう!
最近、「王様の速読術」という書籍を読んでいるのですが、その中で良い言葉を見つけました。
斧で木を切っている人の話である。
通りかかった人が、その斧は既に刃先が鈍くなっているところすらあることに気付く。
「斧を研いだらいいんじゃないの?」と声をかける。
すると、木を切る人は、鈍った斧を振り回して、非常に苦労しながらも、休みなく作業を続ける。
「 斧を研いでいる暇なんてない。切るしかない!」と逆ギレである。
こういうことは、私たちにもよく起こることだ。
「今しかない」とか「今やらなくちゃ」と焦るあまり、斧を研ぐ時間さえもつくることができない。
だから、いつまでも木を倒すのに苦労し、いつまでも木を倒すのに苦労し、余計な労力や時間がかかってしまう。
これは、「速読法を身につけずに読書を続ける人」のことを、「切れ味のすごく悪い斧で木を切り続ける人」で表現しているわけですが、速読法に関わらず、いろんなことで応用できる考え方だと思います。
例えば、パソコンのタイピング。
ブラインドタッチができないままタイピングをしていると、いつまでたっても打つのに時間がかかりますよね。
初めにブラインドタッチの勉強をしっかりしておけば、そのあとのタイピングの時間を劇的に減らすことができます。
また、例えば、メンテナンスをしていない自転車に乗り続けることも、切れ味の悪い斧で木を切り続けることになりますね。
メンテナンスをしてない自転車に乗ると思いのほか体力をつかいます。
「自転車をメンテナンスしている時間がない!」なんて言っているといつまでたっても無駄な体力を使ってしまいます。
ほかにも、家電製品のマニュアルを読まずに使ったり、ショートカットを覚えずにパソコンを使うことも刃先を研いでいない状態ですね。
このように初めのわずかな時間だけでも手入れに時間を割いたり、時短に繋がるテクニックを身につけておくことで、その後の人生でかかる時間を大幅に短くすることができより豊かな人生を送れます。
自分が普段時間をかけている作業を見直して、刃が研がれているか今一度確認したいものですね。
ちなみに、この「王様の速読術」という書籍は、速読を勉強したい方に非常にオススメできる一冊です!
ひたすら目を速く動かすような速読法ではないので、初めての方でもすぐに活用できると思いますのでぜひ一読ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。